徒花(あだばな)
重音テトSVを初めて使って見ました。
ちなみに旧バージョンのクーポンで入手したのでSV1です。
テトさんの声がクールなのに驚きました。なので、少し古い言葉を使って男っぽく感じられる言い回しを目指してみました。
作り始めたのは2025年も大みそかに近づいたころ。これは毎年のパターンで年越しが契機で押し迫った感覚で背中を押してもらいます。
今回はあっという間に曲も詞も出来上がったと思います。テトさんの声に導かれるようにほぼ試行錯誤なく一直線にできたかんじです。
「この曲は生れたいんだ」と思うことってたまにありますがそれです。
もしかするともっとアレンジやミックスに凝ったほうがいいかもって頭をよぎりましたが、この勢いのまま完成させてしまうべきと手をとめずに投稿しました。約1か月という制作期間は自分では過去1、2を争うくらいかなり短いほうです。
昨今あらゆる創作分野でAIを使ってとんでもなく完成度の高い作品を作れるようになってきましたね。
こうやって時間をかけて作品を作るという行為がこれからどうなるんだろうと思います。どうなるかはわからないですよね。
ただ、DTMやボカロの世界も当時は画期的だったろうし、特に作曲や楽器のスキルを積み上げてこなかった人でも創作の機会が生まれたわけで、自分もその恩恵を多大に受けて楽しい時代を過ごせただけ幸せだったんだろうなと思います。
だから技術の進歩はまたそこに違った創作の形を生むんだろうなと。そこで「この曲は生れたいんだ」という生れ方を体験できればそこに立ち会うクリエイターは楽しくてしかたがないんだろうなと想像しています。
むろん、それぞれの時代の変化で淘汰されていったり、積み上げた価値が否定されるように感じて離れていく人もいただろうし、これからもいるだろうし、商業の世界の方はそれころ大変だろうと思います。
趣味でやる自分ですら、やはり今までの面白さが消えてしまうのかもしれない。趣味とはいえ一生懸命作ってもAIのほうがいい作品じゃないかとか、人間のオリジナリティといっても模倣の世界なのは従来も同じだよねとか、せっかく作ってもAIで作ったのといわれてしまうのではとか、では自分が作る意味って何とか、きっと今多くの人が感じているんだと思います。
ここで終わっていい、それもひとつの姿。
でも、願わくば自分も新しい時代で楽しんでいる一人になっていれればいいなと祈るだけです。
徒花は、実はそんな気持ちを時代ががかったラブソングに投影している部分があります。
それでは。
君だけを
前作の「抱きしめていて」のアンサーソングとなりました。
💛詞について
「抱きしめていて」は女性視点で、なんやかんやで好きな人と一緒にいれる幸せな歌でした。この「君だけを」は相手の男性視点で、すでに別れていて思い出の中の歌になっています。
この彼は結構な皮肉屋で「永遠なんかない」といいながら、永遠に彼女といたいと願っている人であるのはどちらも共通してます。
ただ、なにかが違って前作は幸せに過ごしていて、今作は離れ離れになってしまったという別世界線という位置づけです。それがなにかは僕も知りません。
曲調も重いし、こっちの世界線の彼はちょっと悲観的なのかもしれません。
そういうちょっとしたことで別の未来になるかもというアンサーソングというつもりです。
「君だけを」
夕闇の風に
ひとり
笑っているのだって
着飾っているのだって
まだ思い出だけにしたくないから
夜に灯りがともれば
君がいない世界を告げる
あの日どうして何も
言えずにいたのかな
ずっと君だけだった
そんな他愛ない日々に
夢見ていた
醒めることがない
幽世(かくりよ)のように
何を祈ればいい
そんな行き場のない想い
手を広げて
抱きしめたら
永遠になれ
君だけを
魔法で
ちなみにつるばみさんのイラスト。とても魅力的なのに加え、髪型髪飾り首のアクセサリーなど似ていて、前回が真正面からで青が基調、今回は真横から赤っぽい基調と対比も面白いなと思ってます。ほんとたまたまですが素敵なめぐりあわせ。
横顔なのでちょっと引いたかんじも回想の曲としてうまく合った気がします。
💛楽曲について
もともとは1年以上前に作っていた曲で、ゆかりさんに歌ってもらってたものなのですが、小品ということもありお蔵入りしかけていたものです。
当時は単独の曲としては雰囲気暗すぎ、また詞としても曲としても不足しててうまく成立できなさそうだなと思って寝かせてありました。
「抱きしめていて」をリリースして区切りがついたので、何も考えずしばらくいじってみていたのですが、ふと今日Maiさん歌唱にしてみたらどうかなと思いつき歌ってみてもらうと、歌い方が共通になったからか「抱きしめていて」との詞に通じる部分が多くあることに気が付きました。
「抱きしめていて」のアンサーであれば、ムードや不足が相互補完されて、小品のままでも成り立つと思った次第です。
それで勢いづいて、詞やメロディーをいろいろ変更し、動画にして当日のうちに投稿までいたってしまいました。
動画できて15分後にそのまま投稿など、さすがに過去そこまで勢いで投稿した作品はないですね。
というように、まったく予定外のアンサーソングであり投稿だったというわけです。
こういうめぐりあわせのよさは成就させられてよかったです。
Aメロの入りからメロディーがあばれて、ゆかりさん向けのかなりはっちゃけた節回しがMaiさん自身の節回しとあわさってカオスなのがかえって面白い気がしてます。
ちなみにゆかりさんバージョンはこちらです。
読んでいただきありがとうございました。
こんどこそ間があくと思いますが、また投稿などしたらよろしくお願いします。
抱きしめていて
MAIさんの2曲目となりました。
💙歌詞について
inoriさんのイラストにインスパイアされて作詞をしていったのですが、「ぼく」はこの女性のつもりで書きました。
日々につかれているけれど夜になれば愛する人とすごし、その時が永遠であってほしくて朝も未来も来なくていいと思っている。
相手の人はちょっとシニカルな人なのか、幸せなんか絵空事だとか何かと否定形でいいながらも抱きしめてくれる。
素直に幸せな歌なんだと思ってます。救えなくなんかない。
「ぼく」という一人称にしたのでこの女性をみつめる側の人という見方もできるのですが、特に「瞳の奥見つめてキスをしよう」という部分は、inoriさんのイラストの吸い込まれるような瞳のイメージが色濃いです。
「抱きしめていて」
散々な日々でさえ
失えないって救えないよな
それでもまた夜が来るけど
ぼくは未来を近づけない
ただあなたの
吐息だけ
無くしたピース
探し飽きたら
どこへも行かないで
キスをしよう
ぞんざいな日々ですら
泣いちゃうこともありがちでさ
それでもまた夜が来るから
ぼくは世界から身を隠し
ただあなたの
吐息だけ
焦がれてみても
零れ去るなら
瞳の奥見つめて
キスをしよう
永遠なんて
ありはしないと
ちょっとだけきつく
抱きしめていて
ああ、来なくていい
朝もあるのさ
あなただけでいい
ただそばにいて
無くしたピース
ここに無くても
どこへも行かないで
キスをしよう
幸せなんて
絵空事だと
からかうみたいにさ…
抱きしめていて
💙作曲について
前作の「Crocus」がおおむね形になったころから作り始めました。
Maiさんの歌唱にまかせて、イラストのイメージから詞を考えて作るスタイルでこの2作は作ることにしたのですが、このやり方はすごく幸せな制作になりました。いつもは何かひねり出そうするのですが、それがなく、メロディーもコードも出てきたままに置いていくだけなのでストレスがないです。
この曲はサビが好きです。
💙制作について
ここから先は、さらにひとりごとです。
1年半ほど制作から離れていてまた戻ってきたわけですが、SynthesizerVやMaiさんのおかげでとても刺激をうけました。結果こういう作風もありなんだと気が付いたり。
少し前から、自分がわざわざ作るべき音楽って何だろうと思うことがあって。
特段才能もなければ、というか音楽的才能や創作的才能はないってのはわかるし。
一方、世間では上質な作品をプロ・アマチュア問わず作って提供してくれる。最近はAIが曲を生成するのも普通になりYouTubeに投稿されてたり、それが気持ちよくて好きだったり。全然ありだと思ってるし。
楽器を演奏できなくても、歌を歌えなくても作品は作れるし、作曲技術もミックス技術もなくても作品は作れる時代で、音楽作る人はいろいろなレベルでそれぞれ複雑だと思うんですよね。
単なる趣味であろうとそんな中でわざわざ作るのはなぜかを考えたとき、少し考えが整理されてきたことがあって。
自分が作らなくていい音楽があるということ。それが大半であること。
別にプロになるわけではないから、いろんな曲を作れる必要はない、早く作れる必要もない、音楽スキルを証明する必要もない。
どうころんでも、自分以外の人たちが作った方がいい音楽を無理して勉強して作らなくていい。限界までがんばったとしても、よく勉強しましたねって音楽しか作れないにちがいないから。
世間のいい曲をきいたときに、自分もこんなの作ってみたいって思っちゃうんですよね。いつのころからかそうなった。今もだし、悪いことではない。ただ、それのベクトルは僕にはむいてない作らなくていい音楽が大半だということ。
自分が作った方がいい音楽があるはずで、それを作るべきだなと。そんなのあたりまえと言われそうですが。
創れるものであるはずだし、きっとキャッチーでもなんでもないが、自分にとって満足なものができるはずだし、その純度をあげて、それだけ作るというのがいいのかなと今は思ってます。もしかするとそれは聴いていただける方にも、聴いていただく価値が今よりあるものになるのではと思うんですよね。
今回作った2作がそれかといわれたら、そうだとはいわないのですが、何かその端っこがつかめたような気がしています。それが何かというとうまく表現できないですが。
たぶん、DTMをはじめた最初の1、2年というのはそういう状態だったんではないかなと振り返ります。特に世間の音楽に興味はなく、常識もなく、自分がつくれるものは自分が作りたいものでしかなかった。とても楽しかった記憶だし、それが作る意義のすべてのような気がしています。それは今でもできるのではないかなと。
また少し間があくかもしれませんが、つくっていきたいと思います。
Crocus
一年以上楽曲制作から離れていたのですが、SynthesizerV(以下SynthV)を24年末に購入したことをきっかけに新作を作りました。
いつものように自分の備忘のために記事を書きます。
1.SynthV Maiさんについて
SynthVを購入したのは、漠然とこのまま作曲から離れてしまっていいのかという思いからです。
作曲は続けたいという思いはあるのですが、ちょうどバンド活動に傾倒していたので制作する時間より楽器練習の時間を優先してしまってました。
バンド活動でやる音楽とDTMで作曲する音楽は自分のなかではまったく別物なので、このままだと作曲への思いが終わってしまう危機感をもってました。
SynthVがどうして目に入ったのかは覚えてませんが、思ったより安く手に入るんだなと気が付き、なんとなくスターターパックを買いました。
かたくなにゆかりさんしか使ってこなかった身としては、今思えばよく躊躇せず買ったなと思います。それだけダメ元なつもりだったんでしょうね。
で、実際にインストールして、デフォルトのMaiさん(最初からついてる歌声)で何もかんがえず適当にメロディーを入力してみたところ、あまりにすごくて感動してしまいました。
まず、操作はボカロエディターを使ってた身からしても直感的でわかりやすい。
そして、歌声はべたうちなのにすごい歌唱力。声のかんじがとても好み。
これは、10年前?ゆかりさんV3にはじめて歌ってもらった時の感動とおなじものでした。ちょっと信じられなかったですね。
SynthVのすごさかAIのすごさかMaiさんのすごさか。この歌唱力。
もともとゆかりさんが好きなのも、ほかのボーカロイドより落ち着いてて機械っぽくない情感ある声だからであり、まさに好みど真ん中でした。
今回の曲はそのほんとの最初に入力したメロディーをそのまま作品にしたものです。
もうなんか、このまま作品にしたいくらいだって思った勢いで、作品にしました(笑)
2.歌詞について
メロディーと同時に、「むせかえるよな・・」という一連の歌詞はでてきたのでその連想で別れの歌になっていきました。
なんとなく匂いや花が出てきて甘いムードが感じられるんだけど、もう今はない記憶という切ない気持ちなんだろうなと。
わたなべとまりさんのイラストも早いうちに選んでいたので、それも詞に影響してきています。
途中、SynthVって英語でも歌えると気づき、「Goodbye, my darling」っていれてみたら、なんだかかっこいい。すごいなSynthV。
ちなみに、歌声はハスキーな設定がすごく気に入り、どんな流れでも好みど真ん中で歌ってくれるのでびっくり。
2番は調子にのって、どんどん英語まじりにしてしまいました。タイトルの「Crocus」の部分の発音も気持ちいい。
メロディーは、サビはちょっと何回か直してます。「残った~」あたりの詞がでてきてやっとメロディーが決まったかんじでした。サビがお片付けみたいなサバサバしたかんじで入って、でもやはり心残りまくってる。
「Crocus」って花言葉が、「愛の後悔」なんですって。ビジュアルと結構違うなあと思ったのですが、むしろこの歌の象徴的な要素なんだなと思ってタイトルにしました。
「Crocus」
いっそこの心もなくなればいい
むせかえるよな
甘い匂いは
記憶の中の
あなたにだぶるの
萌えあがる花
そんな季節は
夢うつつのよう
ありえぬ明日ね
蔦がからまり枯れた
もう求めるだけの愛なんて
いりはしない
Goodbye, my darling
「夢事」はおしまい
残ったあなたのカケラさえ
攫って捨ててしまいましょう
もしも愛の灰が
ずっとあたしを蔽うなら
いっそこの心もなくなればいい
いつだって言い訳は
monochrome
地の果てで
dancing on the line
臆病な crocus
暗闇の愛だった
coming up like a flower
flower in my heart
Goodbye, sweet darling
「夢事」はおしまい
残ったあなたの香りさえ
ほどいて消してしまいましょう
もしも愛の灰が
ずっとあたしに積るなら
いっそこの心もなくなれば
残ったあなたのカケラ
残ったあなたの…
2099
タイトル通り、2099年の世紀末を想像した内容です。
ま、1999年から2000年ほどインパクトがあるわけではなく、小さな世紀末なんだろうなと思いつつ。気が早いよとか、そういう細かいことはおいておいて。
年末に出すタイトルとしては雰囲気があうのではと。
Wikipediaによれば、
-なお、「世紀の最後の年」としての世紀末は、西暦で下二桁が99の年(例:1999年、2099年)ではなく、西暦で下二桁が00の年(例:1900年、2000年)である。-
でもまあ、2000年が世紀末といわれてもそんな気がしないのが人情で、やはり1999年の9羅列が押し迫り感がありますよね。
さらに前々回の19世紀末は、
-19世紀にヨーロッパで用いられた「世紀末」(特にフランス語の Fin de siècle〈ファン・ド・シエクル〉)には、「世紀の末」という本来の意味に留まらない二つの含意があった。一つ目は、繁栄した時代(19世紀に即せばベル・エポック)の末期の退廃(デカダンス)である。二つ目は、一つの世紀ないし時代区分が「終わる」時に待望される切迫した変化を見越した興奮や変化への絶望である。これらの思潮により、19世紀末には「世紀末」という概念が(ヨーロッパの人々の中で)かつてないほど意識されるものとなった。-
1900年という中途半端なキリ番にかかわらず盛り上がったということです。
まじめなことをいえば、世の風潮はきっと20世紀末よりデカダンスに近いのではと思いながら、「待望される変化への興奮や変化への絶望」というのはすでに深まっているんじゃないかと。きっとそれは、社会がというより個々人の感性に及んでいる気がします。
話を戻すと、当初はそんな深いことを考えてもおらず、仮詞として語感だけでいいかげんに作ってあっただけです。今に不満がある主人公が将来逆転してやるって根拠なく思ってるかんじで。仕上げるには詞を全面書き直しかなと思っていたのですが、サビの「twenty-ninety-nine~」ってところを別のものが思い浮かばず苦戦していたら、itsmeさんが仮詞のまんまでわりといいんじゃない的なことを言ってくれたので、方向転換しました。英語的にもセーフかなということで(ほんとは「twenty-ninety-nine is right there」になるとよりいいみたいですが)。
あとは、19世紀末のデカダンス文学をたどって出てきたボードレールの詩や言葉などを少しヒントにしました。実は動画をよくみていただくと、こっそり原文のまま書いてあったりします。
「2099」
Lyrics by masii
さて、空から一目散に飛び込んで
ずっとさめざめ反省ばっか意味ね
だって端から大絶賛でハッピーエンド
どうせどうせ構っちゃいられねえ
でもいい
2099 is there
ウェルカムさ、もうなんもかんも消えろ
とどのつまりは完成形さ
どうだっていいんだ世紀末ルール
使い切ったパロディ
狙い定めて
Codaはミスチューニング
やっぱこれならもう沢山で退散で
つきましてはハートばっか意識
ちょっとそこまでなんだったら明日まで
どうせどうせ眠っちゃいられねえ
2099 is there
ウェルカムさ、もうなんもかんも爆ぜろ
いっそこのまま最終章さ
なんだっていいんだ世紀末ムーブ
呆れきったバニティ
逃げ場無くして
Codaはミスチューニング
2099 is there
秒を刻め、もうなんもかんもリアル
2099 is there
2099 is there
ウェルカムさ、もうなんもかんも消えろ
とどのつまりは革命前夜
無駄だっていいんだ世紀末ルード
壊れきったメロディ
零れおちそうな
Codaはミスチューニング
*Coda: 終結部
まあ、毎度意味がよくわからない詞ですみません。
一応音楽関係のクリエイターをにおわせる内容になってて、例によって自分を投影している面もあると思います。
最後、「Codaはミスチューニング」というフレーズは、これも最初の仮詞からあったのですが、Codaは曲の終結部という意味です。楽譜の記号的にいうとΦに横棒がはいったみたいなやつで、動画では真ん中にいすわるやつです。今作においては世紀末の象徴のつもり。
で、終結部=最後の最後でチューニングが狂ってしまうという、世紀末にかけたアイロニーみたいなもので。
今回TeaSodaさんにイラストをお借りしました。詞を仕上げるときにはこのイラストを想定してたので、イラストからの影響もあると思います。
動画では今回自分なりにAVIUTLを勉強していろいろうやってみました。
なんか画面がちゃがちゃ変化してますが、TeaSodaさんのイラスト1枚以外の素材は使ってません。あとはAVIUTLの機能で加工してます。慣れないことと非力なPCの限界もあり、曲作りより大変だったかもしれないです。
TeaSodaさんは色調含め加工を許してくれているので、ここまでいじれたと思います。ありがとうございます。
ちなみに、間奏に突如入る円状の回転図形が気に入ってるんですが、AVIUTL機能だけで作ってます。これにもTeaSodaさんのイラストを実はかましていて(色合いの抽出)、やたらイラスト1枚しばりにこだわってます(笑)
さて、音楽のほうですが、ここのところずっとやってるループ構成です。基本はSWINGさせてます。
不要かもしれませんが、耳につくであろう音を解説すると、
ベースは、HALION SE(CUBASEの内蔵音源)のIn Da Club BassにアクセントとしてSpireのSQ Reverse DPというシーケンス用音色から頭の音を加工して重ねてます。
終始なっているシーケンス的な部分はHALION SEのQuiet Enjoymentをもとにいじってます。
サックスがところどころ入りますが、HALION SEのNoisy Baritone Sax。これ音がかっこいいので好きです。
リフのオルガンは、Hybrid3のFast Rotaryです。
こうやってみると、やはりHALION SEとHybrid3で作っている始末。おかげでプロジェクトが超軽い。
あとはボーカル系は、いつものゆかりさん。間奏で呟いていますが、ゆかりさんのEX.VOICEとA.I.VOICEを組み合わせて加工してます。
プラグイン系は以前から変わったものを使ってないので、残念ながら特に書くことはないです。
実はとうとう念願のKOMPLETEを半額セールで購入してましたが、結局ずっとインストールしておらず先日やっとインストールしました。使うのは今後作品を作ったときになると思いますが、そのときに少しましなプラグイン活用情報としてお伝えできるといいなと思ってます。
だいたい僕がプラグイン情報を書くこと自体おこがましいかもしれません。でも以前にいくつか反応いただけたので、今後も機会あれば書いていきたいと思います。
今年を振り返ると後半4作品を投稿できたので、割と頑張ったのかなと思えます。どの作品も作った意義があると思ってて好きなのですが、ただ、ほんとの意味で聴いていただくに値するものを作ることができたのか少し疑問に思ってるというのが正直なところ。自分でいうのもなんですがクオリティというものを勘違いしているかんじがします。itsmeさんのイラスト・動画などに助けられているだけではと思えるところが大きく。
また、自分らしさや、リスナーとなってくれる方のことをきちんと考えてつくらないと、聴いてもらえないし、自己満足すらできないなと思い始めてます。こんなことを書くと、聴いていただきさらにブログをここまで読んでいただいた方に失礼なことになるかもしれません。ちょっと今考えていることを書いておきたかったので、ご容赦ください。
また新作を出すことがあったら、その時はぜひよろしくお願いします!
ありがとうございました。
レシピ
無色透名祭Ⅱの参加曲です。
もともとはイベント参加のつもりは全くありませんでした。
以前からイベントには正直いい印象がなかったので、無色透名祭Ⅱに投稿するなど思いもしなかったのですが、たまたま出来上がった時期が応募締切のころで、まぁこのイベントならいいだろうと参加しました。その名のとおり、参加したことも無色透名に消えて行ってくれそうで(本人投稿としてキャプションには参加曲と書きますが)。雰囲気だけ楽しめたらと。
結果はお察しのとおり何にもならずですが、リスナーに気に入ってもらうために何が足りないかなど、イベントならではのいい気づきがあった気がしています。
本人投稿版としては、あとで音に不満がでてきたところをいじってて一応別バージョンになっています。
僕の中では、過去作「シャル・ウィ・ダンス」の方向性の曲です。アップテンポでちょっと早口なかんじの部分があってと。
歌詞は煮え切らない関係を料理に例えて、あちこちに料理をイメージする言葉を選んでます。たとえば、冒頭の「四角四面に並ぶ贖罪」の贖罪(しょくざい)は食材にかけていたりとか。
レシピ
最早テーブルは詰んだ関係
四角四面に並ぶ贖罪
丸く収めた体がいい
壊したい
何時もあーだこーだループ三昧
予ねて言いたかった事だって
既に賞味期限切れてる
無視したい
貶されたり
囚われたり
結局そのままでいい
きっと君との世界はどーしようもない
ずっと繰返すしかないのさ、このまま
どーせ僕らのレシピは未完成
ずっとずっとずっと
どーしてこーしてるんだっけ?
また堂々巡って戻るだけ
キョドった挙句に遮って
や、全てを諾々パラノイア
あーしたこーしたどー言った?
都度精神衛生侵されて
で、諸行無常の苦みだけ
てな、茶番をつくづくショータイム
どーにかこーにかなればって
またどっちつかずに賭けるだけ
で、酸いも甘いもそのままで
果ては毒毒ユーフォリア
どーにもこーにも離れない
発展停止で五里霧中
で、すりおろしちゃって無くなって
濃縮還元ランデブー
最早どーもこーもない前提
いっそどーにでもなればいい
兎角愛だ恋だソース満載
かつて知りたかった事なんて
既に消化不良胸やけ
耐え難い
躱されたり
飾られたり
結局そのままがいい
きっと君との世界はどーしようもない
ずっと繰返すしかないのさ、このまま
どーせ僕らのエンドはどーだっていい
ずっとずっとずっと
どーしてこーしてるんだっけ?
その成分表示のペルソナで
所詮色とりどり飾り付け
や、全ては見す見すルッキズム
あーしよこーしよどーしよう?
やば、自由度高すぎ匙加減
で、味見未了の世界線
てか、メインは全くアンノウン?
どーにかこーにかなればって
またリンゴに願いを懸けるだけ
で、酸いも甘いもそのままで
果てはわちゃわちゃレトリック
どーにもこーにも離さない
発展途上で五里霧中
で、すりおろしちゃって無くなって
濃縮還元ランデブー?!
イラストも前回同様しろくろさん。しろくろさんが同時期に投稿されたもの(タバコシリーズ?)をお借りしました。今回もタイトル改変など快諾をいただき感謝しています。
で、動画も前回と同じように最下段の黒帯のところに淡々と歌詞を出すだけのものを作ったのですが、その後色気が出てしまい、いろいろ文字とか動きをつけてしまいました。AVIUTLは最近ちょっと勉強してたのでイージング処理とかつけてますが、センスいいかんじにするには修業がたりなさすぎました。なにしろ、しろくろさんのイラストがとても素敵なのでその印象を損なわないようにとだけ。
さて音のほうですが、相変わらず単純です。
メインのシンプルなピアノバッキングが延々なっているのですが、これは毎度のAddictive Keys UprightのFunky Uptight。ハイローをカットしてローファイぎみに。この憂鬱で無機質なかんじが地味に曲を支配してる気がします。
ドラムは、CymaticsのFutureBassのサンプルパックから、スネアとキックを使ってます。そこにAddictive DrumsのスネアとHybrid3のキックを重ねている感じでしょうか。よく使う組み合わせなのでテンプレ化してます。
リードシンセは、HALION SEのElectrohornとHybrid3のSinging Filter Leadをたぶんそのまま使ってますね。とぅるとぅるしたバッキングはHALION SEのElement Organです。
シンセまわりは正直Hybrid3とHALION SEだけでいい気がしてます。
たぶん初年度から現在までプロジェクトファイルみるとHybrid3ばっかり使ってます。あまり主張する音はないですが、すんなり馴染む音が多かったり、繊細でバランスのいい音が多い気がしていて、僕の楽曲の雰囲気にはマッチするので気に入っています。そして最大のアドバンテージとして動作が軽い。まず選ぶ理由は軽さからだと思います。よくセールしてるようなので、ご興味があったら入手されてみてください。ちなみに僕はAIR製品が無償配布しまくっている時期に手に入れました。
ミックスとかマスタリングは下手なので、ご参考になりませんが、ここのところ、FrontDAWをバストラックにFIRETHECLIPをマスタトラックに指すのが僕の中ではやっていますとだけ。ミックスはさぼってきただけに、今後うまくなりたいものです。
音関係は読んでくださるかたになにかの足しになるかもと思うので、また追記していきます。
Stella+
投稿できてよかった。
masiiとしては前作の「Moon」から宇宙つながりです。
「Stella」は星という意味です。星や人の趨勢。
詞はitsmeさんなので、きっと別途ブログで解説が出ると思いますのでそちらを。僕はいつものように自分の備忘をかねて音のほうの制作ブログということで。
あと、前回の「Moon」の時に使用音源などの話題をいれたら、反応いただけた方がいたので、今後もできるだけ書くようにしたいなと思います。
サウンド的に味のあるものになればと思いながら作りました。
特にイントロは、ちょっと中国的なイメージをいれたくなり、最初に揚琴(ようきん)が入って、そのあとに胡弓(こきゅう)が入るのですが、この作品の特徴というか方向性になっているところがあります。全面的ではなくてちょっとエキゾチックなスパイスになればいいという程度ですが、割とそういうのが自分にとってはポイントだったりするので。
揚琴はNIが無償で配布してたKontakt音源です。とてもいい音でいつか使ってみたいと思ってました。胡弓はほんとは二胡音源を探していたのですが、いい音ののものは有償音源しかなさそうであきらめていたところ、HALionSEでkokyuという結構いい音のプリセットを発見しました。調べてみると、胡弓は日本の三味線に近い楽器のようで二胡とは源流も違うようです。ま、音がよければ問題ないかなと。
そのあとワンコーラスして間奏に入りますが、ここは胡弓ではなく、シンセとちょっとうねるようなSpireのシンセベースにしています。プリセットのもとは何だったかわすれてしまいました。
このイントロや間奏で、itsmeさんの動画が白い光が宇宙に漂うのですが、これがまた綺麗で楽曲のイメージにぴったり合うんでとてもうれしかったです。
ちなみにゆかりさんもちょっとチャイナドレス的な要素がはいっていて、かなり無理をいってしまったかもしれません。
実は投稿を決めたのはまだitsmeさんの動画が完成してない時でした。前日の金曜日にXで予告をした時点では動画は見ていなかったのです。ただ、イラストは先に見せてもらっていて気に入ってて、後ろの星空は動く予定だとのことで、それ絶対いいと確信してたのでちょっとフライングだけど予告しました。
結果的には上記のシーンなどが予想以上によくて、感動したという次第。
なんか、白い光の筋が龍にもみえ、魂にもみえる。ちょっと中国風の音とテーマをうまくミックスした表現だし、昔からitsmeさんの動画の非凡な表現はこういう象徴的に動く小さな物体あるいは動く繊細な絵みたいなところに現れてる気がします。典型的なのところではLa in Sol-Faみたいに。個人的には今後も追求してほしい。
ということで、この作品は動画だけでもみてほしいです。
「Moon」は、自分でいうのもなんですが、過去自分がしあげた「動画」の中では最高なものになったんですが。。あ、いや、だいたいitsmeさんのイラストが占めているのですけど笑
いや、ちまちま星を動かしたり光の表現を入れただけのものですが、その機微が自己満足的に良かったんですよね。
対比して、「Stella+」を見ると同じ宇宙を扱うにしても全然世界観が大きくて、その違いが連作となる中で面白いなと。
なので、できるだけ間を空けずにリリースしたかったんですよね。昨今珍しくリリース間隔が開かなかったのはそういうことです。
かなり脱線したので、話を音に戻します。
終始鳴ってるギターはAmple Guitar TCです。最初はこれとシンセでだいたい全体構成を作ってました。終始カッティングみたいかんじのと、Bメロのディレイかけたアルペジオのところ。
ピアノはいつものXLN Addictive Keysのアップライトです。イントロでは、アタック部分だけ揚琴であとピアノみたいになってるかもしれません。
主要なシンセはやっぱりHybrid3ですね。イントロ、間奏のリードとキコカコしたアルペジオみたいなところ。もとになったプリセットは昔なので忘れてしまいました。ブワンブワンした低音ストリングスのシーケンスはFlashbackというプリセットみたいです。
いつ作り始めたんだっけとフォルダを見てみると最初が昨年末でした。テンポは152BPMと速めですが、8ビートでストレートでゆったりとしたかんじにしたかったようです。なんかクラップがはいるタイミングも朴訥で気に入ってますね。
中盤曲調が変わるところで、ゆかりさんが「あ、あ、あ、あ」っていってるのは、CUBASEのLoopMashで4分ループやってるだけで、ちょっと間抜けなかんじですが、そのあとにドライなシンセとかぶって印象が変わっていくので、少し気に入ってます。
全般支離滅裂な長文になってしまいました。
個人的な備忘ですが、何か役に立ちましたら。