フラット
ロゼットのカップリング曲です。
作った時期も同じで、初版は1年以上になるかもしれません(フォルダの日付けが昨年4月なので)。
イメージは昭和レトロなかんじ。なのでロゼットと二部作で出そうといつみさんと決めました。
ロゼットのときのブログ記事にもそんなこと書いてありますね。
なので、この作品は制作順序で考えるとまったく最新作ではないですが、手持ち最後の未発表作なので、公開としてはこれが一区切りの作品になりそうです。
ちょっと病気療養の関係で音楽創作ができてなくて、活動再開には時間がかかるかもといった事情からです。
曲のこと
作品は聴いてのとおり、4つ打ちリズムでずっと繰返してるかんじで、こういう作品を作ってなかった気もするし、これはこれでいいかもと思ってます。
ロゼットのリードシンセを使って、リズムはデジタルよりの音源にしてみた感じです。
テンポトラックでところどころスローダウンさせて、合わせてピッチベンドをかけていいますが、双方を感覚的にあわすのが意外と難しいなと思いました。
途中808のハイハットを入れてみてます。左右に分けて打ち込んでみたらわりと好きな感じになりました。
詞のこと
いつみさんの作る詞については、いつもお任せで、詞はいろんな解釈があるので根掘り葉掘り意味を確認したりしないのです。
なので、投稿作のブログとして変なのですが、感想めいたことを書いてみたいと思います。
世のクリエイターのことを歌った詞ですよね。
「新作の謳い文句三日もすれば干上がってしまう」というシニカルな始まりは、ボカロP界隈の具体的なことを歌っているようにも聞こえます。どきっとします。さすがに聞いてみたら、そこまで限定的な意味ではないとのことですが。
一過性の創作のもの悲しさ、クリエイターの自分をごまかす心境は曲調のベースにある気がします。ただ、最後には「都合の良い夢捨てて、フラットに捉え飛び越えて征くのさ」と前に向いたしめくくりになってます。
創る行為やスキル自体に価値があると自分をごまかすんじゃなくて、自分の作品と自分を取り巻くものとの距離感をフラットにとらえることが大事ということと捉えました。
前作の「泡沫のうた」でも書きましたが、昨年「ミラ」から創作ペース上がって、コロナ事情で加速、創作をテーマにした曲を作る中で紆余曲折して創作自体がわからなくなっていきました。ただ、最後はそれを突き抜けてフラットな心境になりました。振り返ってみても実感する感覚です。
この曲はかなり前にできていたわけで、予言するような詞が書かれていたということですね。いつみさんすごい。
この先一区切りが終わったあと、創作を再開できるならばフラットな取り組みができるといいなと思ってます(笑)
動画のこと
いつみさんがブログで書くと思うので簡単に。。
いつみさんは、作品の冒頭イメージを、ロゼットはレコード、フラットはカセットという趣向にしてくれたようです。
テンポトラックをいじっているので合わせにくかったと聞いてます。そのあたりもアナログ感でいいのではと勝手に思っています(笑)
今後のこと
この先、作品が出ないので必然ブログを書くねたもないことになります。
気が向いたら作品と関係ないことも書いていこうかと考えています。
その時は、もし気が向いたらのぞいてやってもらえるとうれしいです。